技術士合格コラムColumn

2017.10.24

  • コラム

キャリアと技術士 人生でいつ技術士が必要か? 技術士になる動機を育て勉強に向けた意欲を強くする

1.技術士になる動機を育て勉強に向けた意欲を強くする


①なぜ技術士になりたいのか?

人によって技術士になりたいと思う動機は違うと考えます。

例えば、周囲から「会社として技術士を取得してほしい」と言われるのも動機の一つです。このような外部から与えられた動機も立派な動機と考えますが、自分の意思で勉強を続けていくためには、自分の内部に起因する動機も確立しておく必要があると考えます。

「なぜ技術者になりたいか?」について、自分の言葉で、自分の業務内容で、説明できるレベルまで咀嚼して「理解」しておくことが重要と考えます。

 

②受験動機は成長して強くなる

技術士になりたい動機を自分なりに理解することが重要ですが、さらに動機が自身の技術者としての志や人生の目標と重なれば、勉強への意欲は高まり、強い意志を生むものと考えます。

志や人生の目標の例としては、「国内でトップレベルの技術者になる。」、「技術士になり、今の会社を引っ張っていく。」、「トップレベルの技術士になり、故郷に貢献する。」等です。自分の心からの想いであれば貢献する相手や貢献の大きさにこだわる必要はないと考えます。貢献ではなくても、自分の成長のためというのも、強い動機の一つになると考えます。また、私たちの仕事の先には、常に社会や人々の暮らしがあり、それらを意識することも重要と考えます。

以下に受験動機の成長の例を示します。最初は技術士の受験は、外部から与えられた動機でしたが、自分なりの受験動機の理解を経て、自分の志や人生の目標と重なりながら、自分の本物の動機になります。

 

<受験動機の成長の例>

①会社からの要請等与えられた動機により受験

→②「なぜ技術者になりたいか?」について自分なりの理解

→③志、人生の目標と受験動機が重なる(将来の自分のため、組織のため、社会のために技術士へ)

 

なお、私ども技術士の学校では筆記試験対策講座を開催していますが、「建設部門」では合格率49%(女性の合格率72%)(令和元年度〜令和5年度と多くの方が筆記試験を通過しています。そして、講座の受講を検討している方に向けて、オンライン上で無料の体験クラスも開催しています。

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2.技術士になる動機を育てる


①心の火を消さない

技術士になる動機ですが、最初は周囲から与えられた動機でしたが、自分なりの受験動機の理解を経て、志や人生の目標と重なりながら、動機は成長していきます。技術士に向けた勉強することや自分自身に向き合うことで、技術士になる動機は成長していきます。

避けたいのは、動機が弱い最初の頃に、勉強しなくなってしまい、以降に技術士になりたいという動機も育たないということです。

最初は、勉強道具を持ち歩くなりして、ほんの少しだけでもいいので勉強を継続して心の火を消さないことが重要と考えます。

 

②技術士になる動機を育てる

勉強を継続させる意欲を持つためには、技術士になりたいという動機を育ててることも重要になると考えます。

そのためには、受験動機が外部から与えられているうちは、週に1回程度、又は2週間に1回程度は時間を取って、自分なりに受験動機を考えることが重要になると考えます。

最初は、技術士の関連書籍や合格体験記を読み、技術士について知ることで、徐々に自分自身の受験動機を理解し始めることができると考えます。

さらに受験動機を育てるには、将来の自分の技術者像についてイメージすること、自分自身の大切にしているもの、なぜ自分自身に技術士が必要かについて自問自答すること等です。自分自身を深く理解することにより、自分らしい本物の動機になると考えます。

受験動機については、口頭試験でも問われます。しかし、合格への強い意思を生むためには、今のうちから受験動機を自分なりに育てておくことが望ましいと考えます。

 

③志と人生の目標を立てる

技術者としての志や人生の目標を持つことは、技術士になりたいという意欲を高めるとともに、技術者として豊かな人生を歩む道標になると考えます。ここでは、技術者として、まずは小さい志を探す方法の一つをご紹介します。

自分の志を立てるためには、自問自答しながら、自分自身を深く理解する必要があると考えます。例えば次のような質問を考えることが有効と考えます。

<志を立てるための質問の例>

○「自分自身の仕事や人生で大事にしていることは何か?」

○「自分は何のために働くのか?(業務の成果、名誉、ポジション、金等)」

○「誰のために働くのか?(自分自身、身近な人たち、組織、地域、社会等)」

自問自答は、自分の人生や経験を他人と比較することで、大事なものが明確になってきます。自分自身の理解をもとに、まずは何かしらの小さい志、人生の目標を見つけることが重要と考えます。

志や人生の目標を持つということは、ここだけで説明し尽くせることではないと考えます。参考図書をご紹介しますので、別途、時間をとって考える時間を持つことを推奨させて頂きます。

「志を育てる」(東洋経済新報社)

 

3.人生でいつ技術士が必要か?


①人生でいつ技術士が必要か?

「今後の技術士制度の在り方について(案)」(平成28年11月8日 科学技術・学術審議会技術士分科会)では「技術者のキャリア形成過程における技術士資格の位置付け」が示されています。具体的な年齢は明記されていませんが、キャリア形成の観点から、初期の能力開発の終了した後の概ね20代後半で技術士資格の取得を目指すことが望ましいと考えられます。

「土木技術者区分 ガイドライン(参考) 」(公益社団法人 土木学会)では、資格として技術士の名称があげられており、年齢の目安としては35歳~となっています。

 

②技術士を取得してから見える景色

技術士の取得後のキャリアとして、「技術者のキャリア形成過程における技術士資格の位置付け」においては、技術士がゴールではなく、技術士を取得した後も継続研さんを行いながら、トップレベルの技術者になることが望まれています。

技術士の各技術部門の後にも、技術士の総合技術監理部門や国際的な技術資格があり、これらの資格も取得することが望まれます。「土木技術者区分 ガイドライン(参考) 」では、キャリアパスの観点から、資格として技術士(総合技術監理部門)の名称があげられており、年齢の目安としては45歳~となっています。

また、技術士になることで、より責任のある立場となり、業務を通じて社会に貢献していることを理解しやすくなります。社会貢献への理解を通じて、仕事に対しての志や心構えを持つようになる人も少なくありません。

 

③キャリアの早期での取得によりトップレベルの技術者という人生の選択肢を手に入れる

所属している会社にもよりますが、キャリアの晩期においては、技術士は取得していることが求められます。その時点で技術士を取得していない場合は、会社から強いプレッシャーを受けることが想定されます。しかし、キャリアの晩期で、資格を取得しようとしても、家族を持つようになるため、個人の意志だけで自由に勉強時間を確保することができません。

このような状況を避けるためには、個人の意志で自由に勉強時間を確保しやすいキャリアの早期において、受験可能な所定の経験年数を経た段階から準備をしながら、早期に技術士を取得した方が望ましいものと考えられます。キャリアの早期に技術士を取得することで、国内トップレベルの技術者や国際的にも通用する技術者への道が現実味を帯びてきます。人生の選択肢の中で、トップレベルの技術者として生きていくという「切符」を持っておく方が、よりよい人生を送れるかもしれません。

 

 

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カリキュラム開発(建設部門)


下所 諭 (げしょ さとし)

 

技術士(建設部門、総合技術監理部門)

大手建設コンサルタント会社で13年間勤務。広島大学 客員准教授。

大手建設コンサルタント会社在籍時から含めて、10年以上、技術士の取得支援に携わっています。知見が集積する大手建設コンサルタント会社等でないと合格が難しいですが、多くの受講生を技術士の取得に導いています。

 

 

 

 

 

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合格者インタビュー


羽場内 玲さん 都市及び地方計画 コンサルタント会社 東京都在住

 

合格者インタビュー(建設部門)


 

澁谷満博さん 施工計画、施工設備及び積算 奥村組土木興業株式会社 大阪府在住

半年前には手の届くはずのない資格であったはずが、諦めなければ必ず取得できる資格になったと感じた。

    澁谷満博さん 施工計画、施工設備及び積算 奥村組土木興業株式会社   Q.なぜ「技術士の学校」を受講されたのでしょうか? 現場監督として従事していた私には技術士は…

清水里美さん 都市及び地方計画 建設コンサルタント 宮城県在住

効率的に勉強して、早く合格したかった。自分にプレッシャーをかけて力に変えた。

    清水里美さん 都市及び地方計画 建設コンサルタント   Q.なぜ「技術士の学校」を受講されたのでしょうか? 効率的に勉強して、早期に合格したかったです。 建設コン…

平田周作さん 施工計画、施工設備及び積算 大手ゼネコン 岡山県在住

実際に自分の目で、真剣に試験勉強している受験生を見ることがモチベーションに繋がった。

    平田周作さん 施工計画、施工設備及び積算 大手ゼネコン   Q.なぜ「技術士の学校」を受講されたのでしょうか? 何度も不合格になり、これまでの自身の勉強方法が良く…

當山真由美さん 都市及び地方計画 合同会社ユーエスディラボ 沖縄県在住

地方では情報を入手しにくかった。実務経験だけでは知り得ることができない幅広い技術を学ぶことができた。

    當山真由美さん 都市及び地方計画 合同会社ユーエスディラボ   Q.なぜ「技術士の学校」を受講されたのでしょうか? 特に地方では試験に関する情報が少なく、独学での…

 

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