2017.10.23
- コラム
技術士第二次試験合格体験記 建設部門 建設コンサルタント会社勤務Aさん 受験動機を成長させる
大手建設コンサルタント会社に勤務するAさんの合格体験記です。
勉強を継続するためには強い受験動機が重要になります。しかし、必ずしもみんなが最初から受験動機が強いという訳ではありません。Aさんのように技術士の必要性を感じながら、徐々に受講動機を強めていった例もあります。
なお、私ども技術士の学校では筆記試験対策講座を開催していますが、「建設部門」では合格率49%(女性の合格率72%)(令和元年度〜令和5年度)と多くの方が筆記試験を通過しています。そして、講座の受講を検討している方に向けて、オンライン上で無料の体験クラスも開催しています。
無料体験クラスのお申込はこちらから受付しています。
1.技術士取得の動機
私は、これまでに数多くの業務を経て、相応の経験を積んで、自信がありました。
しかし、自身は技術士の資格は持っていませんでしたが、同僚や後輩が次々と技術士を取得していきました。次第に技術士取得に向けたプレッシャーを周囲から受けるようになりました。
最初の動機は、このようなプレッシャーからですが、技術士である上司が顧客と名刺交換する際に、明らかに顧客の反応が違うのを目の当たりにしました。顧客から技術者として認めてもらうためには、技術士の資格が必要だろうと考えました。特に官公庁の高度な技術を必要とする業務では、プロポーザル型式の案件が多くなり、管理技術者として技術士であることが求められています。
これが初期の受験動機ですが、勉強を進めていくうちに、自分にとって技術士を取得する本当の意味に気づきました。それは、技術士は技術を優先するのではなく、公益を優先に考え、世の中の問題を正しく認識し、それに適切な技術を持って応えるのが技術士と考えました。公益を優先に自分の仕事をするということは、とても尊いことだと感じ、技術士になりたいと強く感じました。
2.試験勉強のポイント
筆記試験は謙虚に自分を見つめ直す場
1つ目のポイントは、「技術士試験に求められる能力が足りていないことに早く気づき、改めること」だと思います。筆記試験が不合格となる理由はシンプルで、記述式の解答が技術士としての合格レベルに達していないからです。この現実を真摯に受け止めるかどうかで、合格に近づくか、また同じ過ちを繰り返すか分かれるものと考えます。現実を受け止められないと、何度受験しても同じ失敗を繰り返します。
2つ目のポイントは、人と一緒に勉強して、解答の欠点や間違いを指摘してもらうことです(解答の欠点や間違いを指摘されて、気分を害するようでは、当分合格は難しいかもしれません)。これにより、人に内容を分かりやすく伝えるよう心がけるようになり、その結果、論文が上手くなります。また一緒に勉強する仲間、競争する仲間がいるからこそ、刺激が生まれ、休日であっても勉強を持続する意欲が生まれます。
3つ目のポイントは、課題解決能力の考え方、思考プロセスに慣れることです。日常の仕事の中で生じる問題や課題を発見し、その上で適切な解決方法を考えるということです。技術士の筆記試験では、合理的に順序立てて説明しないと、評価してもらえません。
論文構成を検討することが最初は慣れませんでした。
最初は、問題文を読んで、漠然と答案用紙に文章を埋めるように書いていました。結果、出題された問いに対して、見当違いな答えを書いてしまっていました。
こうならないようにするためには、文章を書き始める前に、まず問題をおさえて、論文の構成を組み立てることが重要と気づきました。ただ実践してみると、構成を練っても、なかなか問題を適切におさえておらず、問題に答えることができていませんでした。何度も指摘を受けながらも、構成を組み立てる練習をすることで、適切に構成を練ることができるようになりました。
この構成を組み立てる能力は、今でも提案書や報告書を作成する際に役立っています。
3.モチベーションを保つ秘訣
長い時間、勉強を重ねて試験に挑み、「よし、今年は大丈夫だ。合格はもらった。」と思った時ほど、不合格だった時の落胆は大きかったです。そこから立ち直るのに、私は相当時間がかかったように記憶しています。
立ち直れたのは、一緒に勉強してきた仲間の存在が大きかったと思います。一緒に勉強してきた仲間の中にも、同じく不合格だった仲間がいました。お互い励まし合って、また次に向けて努力を続けることができたのだと思います。
4.受験を考えている人に向けたメッセージ
勉強して疑問に思ったことは、「なぜ技術士という資格制度があるのか」ということでした。技術士は、公衆の利益を優先して働く技術者人のことであり、社会のため質の高い仕事をする必要があります。だからこそ、難しい筆記試験と口頭試験で厳格に資質を確認され、技術士としてふさわしい人間であるということを認めてもらう必要があると考えました。
技術士の受験を志すということは、技術者として公益に貢献する職務に従事したいという意識の表れであり、それだけでとても尊いことだと思います。私は晴れて技術士となり、日々、誇りを持って職務に臨むことができました。
これから受験される人たちも、受験のための勉強は大変ですが、早く技術士になることで、国民の安全・安心と科学技術の発展のために、今以上に誇りをもって職務に臨むことができるのではと感じています。
筆記試験は、9割近くの受験者が不合格になる非常に難しい試験です。さらに、受験者から採点方法がみえにくいため、対策・改善の方向性等がわかりにくい試験です。対策・改善の方向性等がわからなければ、何度受験しても不合格になってしまいます。
一方、「建設部門」では、技術士の学校の合格率は49%(女性の合格率72%)(令和元年度〜令和5年度)と多くの方が筆記試験を通過しています。 勉強の方法がわからない方、早く合格したい方、試験にあまり時間をかけたくない方等は、技術士の学校の筆記試験対策講座を受講してみるのはいかがでしょうか。
講座の受講を検討している方に向けて、オンライン上で無料の体験クラスも開催しています。
技術士の学校の合格実績(建設部門)
【令和元年度〜令和5年度 筆記試験合格実績】
(建設部門)
通常の合格率10%程度
合格率 49%
女性の合格率 72%
※実践コース等受講者
合格者 117人
女性の合格者 24人
合格率が通常の5倍!2年早く技術士を取得!
技術士試験は、厳格な国家試験で、筆記試験は合格率10%程度の非常に難しい試験です。
このため、5回以上受験しても合格できないこともざらにあり、途中で諦める方も少なくないのが現実です。
累積すると、毎年の勉強時間だけでなく、受験手数料もそれなりの負担になります。
「技術士の学校」の筆記試験対策講座では、筆記試験の正しい勉強方法に加え、必須科目を中心に重要キーワードの体系的な理解を深めることで、最短ルートの合格を提供します。
「技術士の学校」なら通常よりも合格率が5倍、2年早く技術士を取得し、貴重な時間を無駄にしません。
全国どこからでも受講可能なオンライン講座(リアルタイム形式)です。
カリキュラム開発(建設部門)
下所 諭 (げしょ さとし)
技術士(建設部門、総合技術監理部門)
大手建設コンサルタント会社で13年間勤務。広島大学 客員准教授。
大手建設コンサルタント会社在籍時から含めて、10年以上、技術士の取得支援に携わっています。知見が集積する大手建設コンサルタント会社等でないと合格が難しいですが、多くの受講生を技術士の取得に導いています。
<クラス内容の一例>合格の最短ルート!筆記試験のキーワード学習動画(サンプル)
実際のクラスは、講師と受講生が同時に接続するリアルタイム形式です。
<クラス内容の一例>一瞬でわかる!合格する論文構成の考え方
実際のクラスは、講師と受講生が同時に接続するリアルタイム形式です。
合格者インタビュー
羽場内 玲さん 都市及び地方計画 コンサルタント会社 東京都在住
合格者インタビュー(建設部門)
澁谷満博さん 施工計画、施工設備及び積算 奥村組土木興業株式会社 大阪府在住
半年前には手の届くはずのない資格であったはずが、諦めなければ必ず取得できる資格になったと感じた。
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平田周作さん 施工計画、施工設備及び積算 大手ゼネコン 岡山県在住
実際に自分の目で、真剣に試験勉強している受験生を見ることがモチベーションに繋がった。
平田周作さん 施工計画、施工設備及び積算 大手ゼネコン Q.なぜ「技術士の学校」を受講されたのでしょうか? 何度も不合格になり、これまでの自身の勉強方法が良く…
當山真由美さん 都市及び地方計画 合同会社ユーエスディラボ 沖縄県在住
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