2018.04.12
- コラム
技術士第二次試験 受験申込の準備と申込後の試験に向けたポイント
1.提出書類の確認
基本的な部分ですが、受験申込案内が配布されたら、早めに提出書類を確認する必要があります。
提出書類を提出期限の直前に揃えようという人もいるかと思います。しかし、提出書類は、初めて受験する場合、全て自分で揃えられるわけではなく、印鑑を会社等に依頼しないといけない部分があります。また、「監督者の下での経験」の要件で申込む場合や「大学院における研究経歴」を含めないと受験資格の要件に必要な期間を満たさない場合は、別途、その他の証明書類の提出が必要になります。
申込期限直前で、書類が足りないことが分かり、受験を見送ることもあります。これは一年を棒に振ることなので、非常にもったいないと考えます。これを防ぐためには、事前に受験申込案内の提出書類について確認し、申込の際に何の書類が必要になるか確認しておく必要があります。
なお、私ども技術士の学校では筆記試験対策講座を開催していますが、「建設部門」では合格率49%(女性の合格率72%)(令和元年度〜令和5年度)と多くの方が筆記試験を通過しています。そして、講座の受講を検討している方に向けて、オンライン上で無料の体験クラスも開催しています。
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2.業務経歴票
受験申込時の提出書類の中で業務経歴票は、筆記試験が合格して口頭試験に進んだ場合も用いるため、注意が必要となります。口頭試験では、試験官は業務経歴票を確認しながら口頭試験を行います。
前述の通り、平成27年度は筆記試験に合格したうちの9割近くが口頭試験に合格しています。
だいたいは口頭試験の事前に入念な準備を行うことである程度は対応することが可能と考えます。しかし、試験官が業務経歴票を一見して、不適切と思うような内容であれば、口頭試験がマイナスから始まり、最大で30分の試問時間の中では挽回するのが難しくなります。
このため、可能であれば、周囲の技術士や上司等に業務経歴票の内容を確認してもらい、業務経歴票が適切かどうかのチェックを受けることを推奨します。
3.業務経歴
口頭試験を想定した場合、業務経歴の記載について気をつけることが多くありますが、特に初めて受験する人を対象に、外してはいけないところを中心に説明します。
業務経歴の記載で最も気をつけることとして、業務内容は受験する「技術部門」、「選択科目」、「専門とする事項」と整合するような内容とすることです。
例えば、建設部門建設環境で受験する場合であれば、記載内容が環境部門と近くなります。
この場合、あくまで建設部門(国土交通行政)の立場で行ったことを中心に記載し、ぱっとみたときに環境部門と捉えられないようにする必要があります。
4.業務内容の詳細の記載
業務内容の詳細に記載する業務を選定する段階では、業務経歴と同じように受験する「技術部門」、「選択科目」、「専門とする事項」と整合した業務を選定する必要があります。
業務内容の詳細に記載する業務が決まった後は、内容を記載していく必要があります。注意することとしては、業務内容の詳細で示す内容は、業務の概要ではなく、業務を通じて技術士としてふさわしい考え方、思考プロセスをしていることを示すことです。これは申込案内にも記入例が示されているので、記入例を参考に「立場と役割」、「業務上の課題」、「技術的な提案」、「技術的成果」等を記載して頂ければと考えます。
特に、業務上の問題点を明確に記載することが重要になります。実際に業務を遂行する上では、複数の問題点があることと思いますが、特に地域特有の問題点や技術特有の問題点等の様々な切り口で問題点を洗い出し、その上でどの問題点を記載するかを選ぶ必要があると考えます。そして、提案と問題点は整合している記載になることに留意する必要があります。
5.申込後の試験に向けたポイント
受験申込後の試験に向けたポイントは、受験申込で燃え尽きないということです。受験申込で燃え上がった後に、申込後、連休があり、必然的に試験について忘れてしまうような環境になると思います。気がついたら7月の筆記試験になりかねません。このため、申込書類の提出前後に、漠然とでもいいので勉強スケジュールを考え、連休後も直ぐに試験に向けて動き出せる体制を整えておくのがよいと思います。
筆記試験は、9割近くの受験者が不合格になる非常に難しい試験です。さらに、受験者から採点方法がみえにくいため、対策・改善の方向性等がわかりにくい試験です。対策・改善の方向性等がわからなければ、何度受験しても不合格になってしまいます。
一方、「建設部門」では、技術士の学校の合格率は49%(女性の合格率72%)(令和元年度〜令和5年度)と多くの方が筆記試験を通過しています。 勉強の方法がわからない方、早く合格したい方、試験にあまり時間をかけたくない方等は、技術士の学校の筆記試験対策講座を受講してみるのはいかがでしょうか。
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技術士の学校の合格実績(建設部門)
【令和元年度〜令和5年度 筆記試験合格実績】
(建設部門)
通常の合格率10%程度
合格率 49%
女性の合格率 72%
※実践コース受講者等
合格者 117人
女性の合格者 24人
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技術士試験は、厳格な国家試験で、筆記試験は合格率10%程度の非常に難しい試験です。
このため、5回以上受験しても合格できないこともざらにあり、途中で諦める方も少なくないのが現実です。
累積すると、毎年の勉強時間だけでなく、受験手数料もそれなりの負担になります。
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カリキュラム開発(建設部門)
下所 諭 (げしょ さとし)
技術士(建設部門、総合技術監理部門)
大手建設コンサルタント会社で13年間勤務。広島大学 客員准教授。
大手建設コンサルタント会社在籍時から含めて、10年以上、技術士の取得支援に携わっています。知見が集積する大手建設コンサルタント会社等でないと合格が難しいですが、多くの受講生を技術士の取得に導いています。
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合格者インタビュー
羽場内 玲さん 都市及び地方計画 コンサルタント会社 東京都在住
合格者インタビュー(建設部門)
澁谷満博さん 施工計画、施工設備及び積算 奥村組土木興業株式会社 大阪府在住
半年前には手の届くはずのない資格であったはずが、諦めなければ必ず取得できる資格になったと感じた。
澁谷満博さん 施工計画、施工設備及び積算 奥村組土木興業株式会社 Q.なぜ「技術士の学校」を受講されたのでしょうか? 現場監督として従事していた私には技術士は…
清水里美さん 都市及び地方計画 建設コンサルタント 宮城県在住
効率的に勉強して、早く合格したかった。自分にプレッシャーをかけて力に変えた。
清水里美さん 都市及び地方計画 建設コンサルタント Q.なぜ「技術士の学校」を受講されたのでしょうか? 効率的に勉強して、早期に合格したかったです。 建設コン…
平田周作さん 施工計画、施工設備及び積算 大手ゼネコン 岡山県在住
実際に自分の目で、真剣に試験勉強している受験生を見ることがモチベーションに繋がった。
平田周作さん 施工計画、施工設備及び積算 大手ゼネコン Q.なぜ「技術士の学校」を受講されたのでしょうか? 何度も不合格になり、これまでの自身の勉強方法が良く…
當山真由美さん 都市及び地方計画 合同会社ユーエスディラボ 沖縄県在住
地方では情報を入手しにくかった。実務経験だけでは知り得ることができない幅広い技術を学ぶことができた。
當山真由美さん 都市及び地方計画 合同会社ユーエスディラボ Q.なぜ「技術士の学校」を受講されたのでしょうか? 特に地方では試験に関する情報が少なく、独学での…
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